転職しようと決めたものの、何をどの順番で進めればいいのか。転職活動は5つのステップに分かれ、内定まではおよそ2ヶ月が目安です。
転職方針の決定と書類作成
全体の流れと、それぞれにかかる期間の目安は次の通りです。
- 方針決定(1〜2週間)
- 書類作成(1週間)
- 応募・選考(応募企業の決定に1週間、選考対策に2週間、面接の実施に2〜3週間)
- 内定(承諾期限は1週間程度)
- 退職・入社(退職の申し出から2ヶ月程度)
スタートから内定獲得まで約2ヶ月、そこから入社までさらに約2ヶ月をみておくと、現職との両立の見通しが立ちます。
出発点になるのは、キャリアプランから「今回の転職で何を得るのか」を決めることです。この方針は一般に「軸」と呼ばれ、得たいものをはっきりさせておけば、応募企業の選定でも内定承諾の場面でも判断がブレません。
たとえば在職中にIT業界へのキャリアチェンジを考えた方であれば、「なぜIT業界なのか」「IT業界の中でもどのポジションを目指すのか」を言語化しておきます。
この2つが言葉になっているかどうかで、その後の企業選びや面接での説得力は大きく変わります。
手がかりになるのは、現職で物足りないと感じている点と、その裏返しにある得たいものです。
給与なのか、任される裁量なのか、それとも身につく専門性なのか。ここを掘り下げないまま応募を始めると、選考の途中で迷いが生じ、結果的に活動期間が長引くことにもつながります。
転職の相談を受けていると、うまく運ぶ方の多くがこの方針決定に時間をかけていることに気づきます。軸を自分ひとりで描くのが難しいと感じる場合は、エージェントや転職経験のある先輩に相談してみてください。
方針が固まったら、次は書類作成に入ります。フォーマットをもとに草案を作り、エージェントに添削してもらう流れが一般的です。
気をつけたいのは、「書き上げて終わり」にしないことです。採用企業の選考ハードルを把握しているエージェントにブラッシュアップしてもらうことで、書類の通過率を大幅に高めることができます。
必要な書類は、履歴書と職務経歴書があれば基本的に十分です。企業によっては志望動機書や源泉徴収票を求められますが、そのつど準備すれば問題ありません。
応募から内定までの進め方
書類作成と並行して、どの企業・ポジションに応募するかを決めていきます。
ここでおすすめしているのは、最初から応募先を絞り込みすぎないことです。たとえばコンサルティング業界を志望する方であっても、事業会社の企画職を併せて受けることで、選考を通じて自分に合うポジションが見えてくることがあります。
選考途中での辞退は決してタブーではありませんので、最初は幅広く検討してみてください。
応募と並行して、選考対策も仕上げていきます。一次選考の前にオーソドックスな対策を行い、最終選考に向けてより深く詰めていくのが一般的な流れです。
差がつくのは、段階を分けて準備できるかどうかです。一次選考で聞かれた質問と、答えに詰まった箇所を書き出し、フィードバックをもとに修正をかけてから最終選考に臨みます。この一往復を挟むことで、準備不足による落選を防ぐことができます。
中途採用の選考はWebテストと面接で構成されるのが一般的ですが、合否を分けるのはほとんどの場合面接です。来社またはオンラインで2回程度の面接を経て、内定獲得に至るのが標準的なイメージです。
たとえば営業職から企画職への転職を目指す方であれば、「なぜ企画職なのか」「営業経験をどう活かすのか」を具体的なエピソードで語れるかどうかが合否を左右します。
顧客の要望をどう社内の企画につないだのか、そのとき何を判断したのかまで戻って話すと、経験の中身が伝わります。
面接は「暗記した回答を話す場」ではなく、「自分のキャリアを自分の言葉で語る場」と捉えて準備を進めましょう。
平日の業務後に対応してくれる企業も多いため、在職中の方はエージェントを通じてスケジュールを調整するとスムーズです。
ASSIGNでは、選考対策に強いエージェントに各フェーズで相談することが可能です。
選考を通過すると内定となります。中途採用では内定後1週間程度で承諾期限が設けられることが多く、複数社を受けている場合はスケジュールの組み方が肝心になります。
見落としがちなのは、「内定が出てから考えよう」では間に合わないという点です。承諾期限が短いため、内定が出る前の段階で「どの条件なら承諾するか」の判断軸を整理しておきます。
現職が忙しい中でこうした調整を進めるなら、信頼できるエージェントに任せるのも一つの手です。
退職交渉と入社までの流れ
内定承諾を決めた後は、現職への退職交渉に入ります。
一般的な流れとしては、現場の上司に退職の意向を伝えた後、正式な退職届を提出し、最終出社日を確定させます。退職を申し出てから実際に退職するまでは、2ヶ月程度をみておくと安全です。
退職交渉では引き留めに遭うことも少なくありません。相談を受けていて多いのは、転職の軸が曖昧なまま進めてきた方が、引き留めで揺れてしまうケースです。最初のステップで決めた方針が、ここでも判断の支えになります。
引き継ぎの担当とスケジュールを決め、円滑に進めていくのが基本です。困ったときは、エージェントや転職先の企業が相談に乗ってくれることがほとんどですので、遠慮せず頼ってみてください。
ここまでを効率よく進めれば、スタートから約2ヶ月で内定を獲得し、その2ヶ月後には新しい会社で働き始めるスピード感で動けます。
スケジュールや入社のタイミングは状況に応じて調整できますので、エージェントと相談しながら、自分に合ったペースで進めていきましょう。
最初に確かめておきたいのは、今回の転職で何を得たいのかを一言で言えるかどうかです。ここが言葉になっていれば、応募先の広げ方も、内定の承諾も、引き留めへの返答も、同じ軸で決められます。
言葉に詰まるようであれば、方針決定にあてる1〜2週間を惜しまないでください。ASSIGNでは、キャリア診断で自分に合ったキャリアシナリオを確認できるほか、価値観と経験に合うエージェントを自分で選んで相談できます。
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