左:中村様

右:株式会社アサイン シニアエージェント 玉津 智基

大学を卒業後、生命保険会社に入社。個人営業から法人営業まで幅広い業務を担当されていました。

しかし、ご自身の将来のキャリアがイメージできないことに課題感を覚え、転職を考えるようになったそうです。

転職活動を開始するも、一時は全企業の選考に落ちるという挫折を味わいました。その中でも最終的に人材業界へ転職した経緯や、現職での日々について伺いました。

着実に実績を出していたものの、転職を考えるように

── まずは新卒の時からお話を聞かせてください。前職は生命保険会社でしたが、なぜ生命保険会社に興味を持たれたのですか。

私は大学3年の12月頃までは、就職活動を何もしていませんでした。何かしなければならないと考えていた時に、両親宛てに届いていた生命保険の封筒を目にしたのが始まりです。
そこで生命保険会社について軽い気持ちで調べ、1dayインターンに参加してみたところ、とんとん拍子で進みました。

── 沢山の生命保険会社がある中で、前職を選んだ理由は何かありましたか。

人を大切にする社風を感じたからです。
面接を通して、沢山の学生がいる中で一人ひとりに向き合って、興味を持って話を聞いてくださったことが、今でも印象に残っています。
また、社員の皆様が、スーツを着こなし明るい表情で格好良かったという点もあります。

── 入社後の業務内容としては、どのような営業からスタートされましたか。

入社当初は個人営業です。自分の知り合いも含め、とにかく必死にアポイントを取り、保険の話をしていました。
その後2年目になったタイミングで、法人営業に変わりました。具体的には学校の先生方に対して、団体共済や保険のご提案をしていました。

── 当時40名中1位という実績も出されていたとのことでしたが、その中でも感じられていたキャリアにおける課題感はどのようなものでしたか。

このまま今の仕事を続けて、自分自身どうなるのだろうという漠然とした不安がありました。目標とする人がいなかったこともあり、会社に居続ける理由が分からなくなっていました。

一時は転職活動に挫折するも無事内定を獲得。立ち直れた背景とは

── では、転職活動を始めるに当たって、そもそもなぜ弊社にお任せいただけたのでしょうか。

最初はいろんなエージェントさんからのスカウトメッセージに返信しました。何人か面談をしてもらいましたが、ほとんどのエージェントさんは、面談後に大量に求人票が送られてくるのみで、その後どうすれば良いか分からない状態でした。
しかし御社は「次はいつ面談できますか?次は○○をしましょう」と寄り添い、引っ張っていってくれたので、是非お任せしたいと思いました。

── 自分で求人を見て進めるという人もいると思いますが、なぜエージェントに頼ろうと思ったのでしょうか。エージェントに対して期待していることはありましたか。

自分に分からないことはプロに任せようと思っていたからです。私は転職のプロではないから、転職のプロに任せようという判断です。
期待していたことは、自分に合う職業を教えてほしいということと、内定を獲得させてほしいということです。

── その中でも私にお任せしようと決めてくださった決め手はありましたか。

一番根気強く付き合ってくれそうだと思ったからです。最初の面談時は、私自身転職することを決めきれておらず、転職活動に本気ではなかったです。それでも何度も面談の機会を設けてくださったので、玉津さんに頼ってみたいと思いました。
また、面接の練習にも何度も付き合ってくれました。実際に、面接練習の回数は10回以上で、各面接前に時間を作ってくださったのは本当に心強かったです。

── 私と面談をした最初は、M&Aをやりたいとお話されていました。その当時はどのような心境だったのでしょうか。

M&Aをしたいと言っていたのは、単純に格好いいイメージを抱いていたからです。実際は、とにかく今の環境から逃げたいという気持ちが大きかったです。

── 最初はM&A業界を受けられていましたが、途中で私から人材業界を提案させていただきましたよね。実際、その時はどのように感じられましたか。

正直、少し嫌だなと思いました。私自身、人材業界に対するイメージがなく、業務内容もよくわからなかったので、食わず嫌いといった形です。
もちろん、玉津さんの話を伺う中で、私に向いているのだろうなということは理解しましたが、自分にできるのだろうかと不安も感じていました。

── なるほど。それでは、なぜ人材業界に挑戦しようと思えるようになったのでしょうか。

面接を受けてみたことが大きかったです。
実際に面接を受ける中で、人材業界の魅力や本当に自分に合っているということを実感するようになりました。

「やっぱり玉津さんの言う通りだ」と気が付いたら、本気で人材業界を志望するようになっていました。

──では、実際に面接や転職活動をする中で不安なことや大変だったことはありましたか。

私は、これまでの人生において、全て何とかなってきたタイプでしたので、最初は今回も何とかなるだろうという考えでした。しかし全企業落ちを経験した時は、久しぶりに挫折を味わいました。

── そうですね。非常に辛かったと思いますが、なぜもう一度頑張ろうと思えたのですか。

玉津さんに引っ張っていただいたからです。
面談の中で「どうしよう」と玉津さんにボロボロ泣いて話したのですが、そのような状態の私に「もう1回受けていきましょう!」と明るく言って下さって、私自身ももう一度頑張ろうという気持ちになりました。

── 懐かしいですね。もう一度頑張っていただけて良かったです。実際に転職活動を長くされた中で自分自身の価値観や、得意分野の発見などに何か変化はありましたか?

もともと、お客さんと話しながら関係性を築いていくという点は、前職での経験もあり、得意分野かとは思っていました。ただ、数値を追っていくのではなく、1人ひとりのお客様に時間をかけて向き合って、本当にその人のためを思った提案をすることが私の大事にしたいことだと気が付きました。

── 現職の人材ベンチャーへの入社の最終的な決め手は何でしたか。

面接を通して、社員の方の顧客志向の高さを感じたことです。
また、今後成長をしていくフェーズの企業なので、手を上げたら任せていただけるという環境が、私にとって魅力的でした。

新しい業界での楽しい日々。いずれは目標のM&Aに携わることを目指す

── 現職ではどのような業務を担当されているのですか。

主に建設領域で、求職者に対しての求人のご紹介や転職のサポートをしています。

── 実際に働いてみていかがですか。

楽しいです。もちろん忙しい日々ですが、私のやりたかった「1人ひとりのお客様と向き合った顧客志向型の支援ができる」という点にやりがいを感じています。
また、しっかりとした研修制度もあったので、未経験のチャレンジでしたが、不安なく日々業務に励むことができています。

── 今は、目の前のことを一生懸命やっているみたいな感じだと思いますが、モチベーションはどのようなところにありますか。

まずはリーダーになることを目指しています。
ちょうど先日リーダーと面談をしたのですが、「早ければ3カ月でリーダーになれるよ」と言われました。

ただ、私自身は着実に実務経験を積んでいきたいので、1年後に必ずリーダーになれるように、日々の業務に励んでいます。
また、いずれはM&A事業にも携わりたいと考えています。

── 確かに中村さんは、ゆっくり成果を出したいタイプですよね。来年度に必ずリーダーになれるように、今後も一緒に目標を立てて頑張っていきましょう

玉津 智基|Tomoki Tamatsu

シニアエージェント

大学卒業後、大手IT企業よりキャリアをスタート。クライアントの経営改善を目的としたコンサルティング営業に従事した後、CS部門の立ち上げメンバーとして、主要クライアントのデータ分析やLTV向上のための戦略策定をリード。
その後、株式会社アサインにヘッドハントされ参画を決意。現在はハイクラスの営業経験者に特化したキャリア支援を行いながら、新規クライアント開拓の戦略策定を担う。