今回は、人工知能(AI)について、誰もが知るべき基本的な知識について解説をしていきたい。
今後様々な業界で活用されることが予想される人工知能について正しい理解をすることで、自身のキャリアを考える種として頂きたい。

人工知能の定義を正しく知る

人工知能については多くの研究者が様々な言葉の定義をしている。

いずれも、抽象的な上に、それぞれのニュアンスが異なるため、明確な定義は存在しないと言うことをまず認識すべきである。

その上で、比較的わかりやすい整理として、
・特化型人工知能
・汎用型人工知能
に分けて考えることで、人工知能の活用のされ方についても理解を進めることができる。

特化型人工知能とは、特定の領域に対して、自動的に学習や処理を行うものであり、本アプリであるASSIGNも特化型人工知能の1つである。

それ以外にメジャーな例として、
囲碁や将棋、自動運転などが挙げられる。

これらの人工知能は、何でもできるわけではなくその領域に関して、場合によっては人より優れたアウトプットを出すことが可能になる。

一方で、汎用型人工知能とは、人間のように様々な問題に対して対応する能力が備わっており、学習したり処理することによって、幅広い事象に対応することができるものである。

この種類の人工知能が、SF映画などで表現されるものであり、現場ではその実現への道筋というのは明確になっていないというのが研究の進捗状況である。

そのため直近数年間に関しては、特定型の人工知能による価値提供がメインになると考えられている。

人工知能の学習能力とは?

人工知能の特徴的な性質として、学習能力が挙げられる。

これが今までの技術と人工知能を上げる1つの要素になっているのだが、今までに関してはどのようにデータを捉えるのかと言うロジックについては事前にコーディングしなければいけないというのが基本であった。

人工知能は、データを複数与えることにより、その法則性からどう捉えるのかを自分で生み出すことができる。と言う特徴がある。

そのため、事前に黒い家に覆われたものはゴリラだと言う定義をすることなく、ゴリラの画像と犬の画像を大量に用意することによって、その2つを分類し違うものだと判断するロジックを作り出すことができる。

人工知能で実際何ができるのか?

多くの領域において、人間の代替や、人間にできないレベルでの分析等が可能になる。

例えばの活用例でいくと、
防犯カメラの映像など、様々なデータから犯罪の予測を人間にはできない制度で行ったり、保険の審査で従来はオーケーとならなかった支払い能力のある方を選別するといったサービスは既に事業化されており、今後ますます注目を集めていくであろう。

その結果として、防犯カメラの監視員の代替や、犯罪予測の高精度化が実現されるといった具合だ。

このように人工知能については、想像するだけでもかなりの活用先が考えられる。

最後に具体的なAIサービスの作られ方について簡単に共有し、本記事の締めくくりとしたい。

現在多くのAIを活用したサービスは、クラウドの1機能として提供されている、AIを利用している。

例えば、AWSやGoogle Cloud Platformなどである。これらのサービスには、自然言語処理や画像分析、チャットボットなどAIの代表的な機能を誰もが活用できるように提供している。

これらの機能を活かしながら、顧客価値に紐付けていくと言う流れが多い。

詳細については、様々な技術的な記事で説明されているので、今回はあくまで入門編として知っておくべき基本的知識についてご紹介した。

今後のAI時代を生きていく皆様の、一助となれば嬉しい限りである。