大手人材会社の両面エージェントとして3年間のキャリアを積んだ五十嵐さん。英語力とグローバルな視点を武器に、海外事業部でご活躍されていました。しかし、自己成長への強い思いから、新たなチャレンジを求めて転職を決意。
英語を活かしてグローバルに活躍できる環境を求め、広告代理店への転職を選択した五十嵐さん。その転職活動の軌跡と、現在のCARTA MARKETING FIRMでの海外クライアントとの業務内容、さらには将来の展望まで、担当エージェントの阿部がお話を伺いました。
キャリアに感じた焦燥感。3年目で決意した転職活動
── 前職に入社されたきっかけを教えてください。
海外の大学を卒業し、グローバルキャリアを目指してボストンキャリアフォーラムに参加しました。コロナの影響で日本に戻ることになり、そのタイミングで前職に入社しました。英語力を最大限に活かせる場だと感じ、日本と海外をつなぐ架け橋として自分のスキルを活かせる環境に魅力を感じましたね。
── 前職ではどのような業務を担当されていましたか。
約3年間、両面エージェントとしてSaaS、ゲームエンタメ、消費財業界など幅広いクライアントに対して、営業、マーケティングやビジネスデベロップメント人材の採用支援を担当しました。各企業の文化や特性を理解し、それに適した提案を行うことで、信頼関係を築いてきました。また、企業のニーズに応じた柔軟な対応を求められたことで、ビジネスにおける適応力を養うことができました。
── 前職も充実したキャリアだったかと思います。なぜ転職を考えたのでしょうか。
前職でのキャリアには満足していましたが、様々な転職の方と自身が向き合う中で、自分の成長をさらに促すためには異業界での経験が必要だと感じました。新たな挑戦を通じて、広い視野を持ち、キャリアを次のステージに引き上げたいと考えました。
「広告」×「グローバル」。エージェントとの面談で明確になった、譲れない2つの軸
──ご自身も前職では両面エージェントのお仕事をされていたと思いますが、転職活動を進めるうえで、不安に感じた点があれば教えてください。
私自身も両面エージェントをやっていたので、どなたに依頼するかは慎重になりました。広告業界志望だったものの、担当していない業界だったため、内情や具体的な業務内容に詳しい方にお願いをしたいと考えていました。エージェントによって得られる情報やサポートの質が異なるため、自分のキャリアを本当に理解しサポートしてくれる方に任せたいと強く思っていました。
── 私にお任せいただく決め手はどういった点であったのでしょうか。
初回面談で各社の違いやポジションによって得られる経験が異なり闇雲に社名だけで判断をすべきではないとお伝えいただき、その後のご面談通じて資料などを用いてポジションごとの業務内容の詳細をご説明頂いた点が大きかったです。特に、PowerPointを使ってその場でビジネスモデル、役割をご説明いただけたのは印象的でした。他のエージェントからも様々なアドバイスをいただきましたが、情報の解像度が全く異なることから、最終的に阿部さんにお任せしようと思いました。
── 嬉しい限りです。当時は次のキャリアに関して、どのように考えていましたか。
なんとなく広告業界が良いのかなと考えていましたが、阿部さんとの面談も通じて、企業によってクライアントに違いが出る点やカルチャーの違いなどがある点を理解しました。やみくもに代理店に入っても、自分自身の強みを活かせない可能性があると感じ、英語を生かせる外資企業をクライアントに持つ代理店に行きたいという想いが強くなりました。
── 現職を選ばれた理由を教えてください。
海外クライアント専任の部署があり、自分自身の強みでもある英語を最大限に活かせるCARTA MARKETING FIRMが自分の成長にとって最適な環境だと感じたからです。後から聞いた話ですが、当時応募条件は完全には満たしていませんでしたが、企業側に直接阿部さんが掛け合ってくれ、無事内定をいただくことができました。
世界各国の企業のマーケティング戦略をサポート。今後のキャリア展望とは
── お話は現在に移りますが、今は具体的にどのような業務を担当されていますか。
現在、海外クライアントの日本進出をサポートする業務を担っています。広告の出稿だけでなく、SNSアカウントの運営支援やインフルエンサー広告の提案など、幅広いサービスを提供しています。海外のカルチャーと日本のカルチャーの違いを整理、クライアントに応じた訴求点を明確にしていき、日本市場での成功をサポートしています。クォーターに一度は海外のクライアント企業に出向き、プロモーション戦略をディスカッションしていますね。
── 担当しているクライアントの業界や地域について教えてください。
中国•韓国企業を除く、スペイン、インド、フィンランド、アメリカ、イギリスなど、世界各国の企業を担当しています。業界としては、ゲームアプリ、デリバリーサービス、ライブ配信アプリが多く、最近では観光業や航空業のクライアントも増えていますね。
── 海外クライアントと働く際に、特にやりがいを感じる瞬間は?
日本市場への知識がないクライアントが多く、任される範囲が広い点が特徴です。信頼関係を構築できれば、自由に提案ができる点が大きなやりがいになっていますね。また、グループのアセットを用いてマスからデジタル広告まで幅広く経験できる環境も、キャリアの幅を広げる良い機会だと思っています。
── ご入社されて1年が経ちましたね。苦戦した点や学びがあれば教えてください。
クライアントをグリップし、コミュニケーションを取っていくことや、業界特有の指標や単語、また社内コミュニケーションの複雑さに少し戸惑いました。に戸惑いました。ですが、新規案件の受注なども多く、非常に恵まれた環境だったので、苦しいというよりかは、やりがいを感じる1年でした。また、現職では既に中途採用の面接にも参加しています。前職でのエージェント経験も活かせているので、前職でのエージェント経験を活かしながら、非常にやりがいをもって業務に取り組んでいます。面接官として、共に働いていただける仲間を積極的に探している最中です。
── 将来の目標や展望について教えてください。
まだ具体的な目標は定まっていませんが、現在の事業部では新規事業を立ち上げる機会が多いので、ファッションブランドのブランディングに興味を持っています。
特に、CARTAHOLDINGSが手がけるファッション分野で、海外ブランドの日本進出や日本ブランドの海外展開を支援できればと思っています。現在のクライアントの多くは日本に支社がない企業も多く、引き続きこれらの企業をサポートし、国際市場でのプレゼンスを高めるための取り組みを進めていきたいと考えています。
── ありがとうございました。今後もプロジェクトについてのお話も楽しみにしています。
阿部 人史 |Hitoshi Abe
シニアエージェント
大学卒業後、サイバーエージェントグループの新規事業部門よりキャリアをスタート。新サービスの開拓営業に従事した後、エンタメ領域のWEBコンサルタントとしてコンテンツ企画から効果検証の設計までを一貫して担い、大手芸能事務所をはじめとするクライアントの数々のプロジェクトをリード。
株式会社アサインに参画後は、経営層とのパイプラインを活かして戦略的に重要な案件のヘッドハンターとして活動。また、ハイクラスの営業経験者に特化したキャリア支援を行う。
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