右:中田様

左:株式会社アサイン シニアエージェント 島倉 悠斗

新卒入社された企業で、新規営業や新卒採用コンサルティングなど幅広い業務を経験された中田さん。結婚・出産後も働き続けたいという想いから、成長できる環境を求めて同社への入社を決意されました。

しかし、キャリアへの漠然とした不安から転職活動をスタート。当初は自身のやりたいことが定まらず、求人を見てもなかなか手が付けられない状況だったそうです。

担当エージェントの島倉が、転職活動を通じて得られた気づきや、現職で挑戦を重ねる中で明確になったキャリアビジョンについて、お伺いしました。

漠然とした不安を抱えながらも、転職活動をスタート

── はじめに、前職に入社を決めた背景を教えていただけますか。

前職に決めた理由は、結婚や出産をした後もずっと働いていきたいという思いがあり、それが実現できるイメージが湧いたためです。他に事務職なども考えましたが、新卒で最初に入る会社はとても大事だと考えており、今入って最も成長できる会社なのではないかと思い、入社を決めました。

── 前職での主なミッションや業務内容について教えてください。

まず最初の3年間は新規の顧客営業を担当し、オフィス用品やコピー機など幅広い商材を新規の会社に提案する仕事をしていました。4年目からは新卒採用のコンサルティング業務を2年間担当し、お客様企業に対して採用支援を行っていました。また、入社1年目から自社の新卒採用プロジェクトにも携わり、採用業務も経験しました。

── 前職で感じていたキャリアにおける課題感や、転職を考えるきっかけを教えてください。

パートナーが転職を決めたタイミングで、私自身のキャリアについても漠然と考えるようになりました。このまま同じ会社で働き続けていいのかな、という不安がよぎったんです。

転職活動を始める前は、自分が本当は何をやりたいのかが明確に掴めていませんでした。求人を見ても、自分に合うものが見つからず、どこから手をつけていいのかわからない状態でした。そんな中で、エージェントに相談して一緒に考えていくのがいいのではないかと思い、転職活動をスタートしました。

エージェントとの対話で見出した、自身の大切にしてきたこと

── 始めにお話ししたタイミングで、既に複数エージェントからお話を聞かれていたと思いますが、最終的に私にキャリアを任せていただいたのはどういった理由でしたか。

島倉さんと始めにお話させていただいたときに、過去の深堀りをしっかりしていただき、色々なキャリアとしての選択肢と今まで大事にしてきたものを繋げてもらったのがとても印象に残っています。他のエージェントと比べたときに、切り取った足元だけの転職活動なのか、将来を見据えたうえでの選択肢なのかという点で大きく違いを感じて、島倉さんにキャリアを任せようと思えたんです。

── 転職活動中に、ご自身が大切にしてきたことに気づきがあったそうですね。具体的にはどのようなことでしょうか。

過去の経験をお話しさせていただく中で、人材業界への興味や、人に対する想いの強さに気づくことができました。改めて自分自身に深く向き合うことで、自分でも言語化できていなかった価値観が明確になったのだと思います。

その中で、営業として売上を追うよりも、人と向き合うことにやりがいを感じていたことを振り返ると、人材業界で働くことが自分に合っているのではないかと思えるようになりました。島倉さんとの対話を重ねるごとに、自分の中でも確信が深まっていったのを覚えています。

── 転職活動を通して、自身のキャリアを見つめ直すきっかけになったのですね。私との面談の中で、印象に残っていることはありますか。

選考の練習で、模擬面接の音声を録音して振り返ったことは、とても印象に残っています。最初の模擬面接では思っていたより全く上手くできず、島倉さんに徹底的にアドバイスを頂いて、次の日の面接までに猛練習しました。

伝えたいことを文字に起こしてまとめたり、音声を聞き返して改善点を洗い出したりと、集中的に対策を行いました。その上で何度も模擬面接を行っていただいたおかげで、最終的には4社から内定をいただくことができました。

── 対策に関してはとても熱心に取り組んでいただけましたね。そのなかで現職を選ばれた理由は何だったのでしょうか。

面談や面接を通して、社員の方々が築かれているキャリアや、仕事へのやりがいについてお話を聞く中で、私自身のこれからのキャリアイメージが膨らんでいったためです。

結婚・出産後も働き続けたいと考えていて、そのロールモデルとなる女性社員の姿に惹かれました。また、現場の業務内容も私のやりたいことと合致していたことから、女性としてキャリアを描いていく上で、この会社で挑戦していきたいという想いが強くなったのが入社の決め手です。

女性としてのロールモデルを目指し、今後のキャリアに挑戦

── 現在の業務内容について教えていただけますか。

就活サービスの登録を学生にしていただき、より活用してもらうために大学に訪問して、学生にガイダンスや講座を行っています。就職活動の進め方やポイントを伝えながら、自社サービスを活用してもらうようにしています。

── 現在の業務でやりがいを感じていることを教えてください。

目の前の学生に対して、私が何かを伝えることによって就職活動のきっかけになったり、質問に答えたことで良い影響を与えられたりすることにやりがいを感じています。

また、私が担当したガイダンスでどれだけ学生が動いたかという数字も見ることができるので、その結果としてのインパクトの大きさにもやりがいを感じていますね。

一方で、大学の特性や担当者の意向を理解した上で、どのようなガイダンス内容にするかを考えてスライドを作成するのは難しさも感じています。同じテーマでも学校によって伝え方を変える必要があるので、そこは苦労しているところです。

── 今後のキャリアビジョンについて教えてください。将来はどのようなキャリアを描いていますか。

私は出産後も働き続けたいと考えているので、女性社員のロールモデルとなるように、目の前の仕事に真摯に向き合って成果を出していきたいと思っています。将来的には管理職になることも目指しています。

また、ライフに合わせた柔軟な働き方をしていきたいので、そういった選択肢を持てるようなスキルを身につけていきたいです。理想のキャリアを自ら描けるように、自分の可能性を広げていければと考えています。

女性としてのキャリア形成と、ワークライフバランスの実現、その両立を目指して、今後も今の環境で様々なことに挑戦していきたいと思います。

── 今後とも、中長期的なキャリア実現に向けて是非伴走させてください。本日は貴重なお時間をいただき有難うございました。

島倉 悠斗 | Yuto Shimakura

シニアエージェント

大学卒業後、大手銀行よりキャリアをスタート。融資提案を中心とした法人営業に従事し、新人賞、頭取賞を獲得。
その後、ITコンサルタントに転身。大手人材会社をメインクライアントとして、新規事業開発室のプロジェクト推進から業務改善などを責任者としてリード。
株式会社アサインに参画後はIT業界や人材業界へのキャリアチェンジを強みとし、新規市場開拓の事業戦略の策定から実行まで一貫して担う。